「あ゙」「エ゙」のように通常つかない濁点(全角・半角・結合文字)をつける方法。
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・「『あ(ア)』『い(イ)』『え(エ)』『お(オ)』など通常は濁点がつかないひらがな(カタカナ)に濁点をつけたいのですがどのようにすればよいのでしょうか?」
・「漢字に濁点を付けたいのですが。。。」
・「全角でない半角などの濁点はつけられませんか?」
といったご相談やご質問をいただくことがございます。
通常の入力や変換で行える場合はよいのですが、「あ」や「イ」など通常は濁点がつかない文字に濁点をつけたいこともありますね。
特にセリフや感情、物音などを擬音語として表現したい場合に多くあるようです。
こちらのページでは、「あ」や「イ」など通常は濁点がつくことがない文字に濁点をつけるいくつかの方法(全角濁点、半角濁点、結合文字の濁点、ローマ字入力、かな入力、Unicode のコードポイントを利用した入力など)をご紹介させていただきます。
濁点(全角)の例
あ゛い゛え゛お゛な゛に゛ぬ゛ね゛の゛ま゛み゛む゛め゛も゛や゛ゆ゛よ゛わ゛を゛ん゛
ア゛イ゛エ゛オ゛ナ゛ニ゛ヌ゛ネ゛ノ゛マ゛ミ゛ム゛メ゛モ゛ヤ゛ユ゛ヨ゛ワ゛ヲ゛ン゛
濁点(半角)の例
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
濁点(結合文字)の例
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
また、こちらのページに記載の方法は基本的に任意の文字と濁点を組み合わせる形になりますので、ひらがなやカタカナだけでなく、漢字や記号に濁点をつけるといったこともできます。
例えば「亜゛亜゙阿゛ア゙ぁ゙〜!゛」というような入力を行うことも可能です。表現の幅が広がります。
※上記の例の中にある「ぁ」のような小さいひらがなやカタカナの入力方法については別ページに記載がございますので、必要な場合には以下のページをご参照ください。
【参考ページ】⇨PCキーボードで小さい「ひらがな」や「カタカナ」を入力する方法。
以下でいくつかの方法の紹介へと進みますが、方法によっては入力・表示するアプリケーションによって表示が異なる場合がございますので、実際に入力したいイメージや利用状況などに合わせてお試しいただいた上で、お好みの方法をご選択いただければと思います。
通常は濁点がつかない任意の文字に全角濁点「゛」をつける方法。
まずは、全角の濁点をつける方法になります。
濁点(全角)の例
あ゛い゛え゛お゛な゛に゛ぬ゛ね゛の゛ま゛み゛む゛め゛も゛や゛ゆ゛よ゛わ゛を゛ん゛
ア゛イ゛エ゛オ゛ナ゛ニ゛ヌ゛ネ゛ノ゛マ゛ミ゛ム゛メ゛モ゛ヤ゛ユ゛ヨ゛ワ゛ヲ゛ン゛
ローマ字入力、かな入力の場合にわけて紹介させていただきます。
ローマ字入力時に任意の文字に全角濁点「゛」をつける方法。
ローマ字入力では以下の方法で、任意の文字の後に全角濁点をつけることができます。
- 任意の文字を入力し、確定します。
- 「だくてん」と入力し「゛」へ変換します。
もし、頻度が多い場合など「だくてん」と入力する部分を効率化したい場合には、ユーザー辞書などに短い任意のよみで登録しておく方法もございます。
【参考ページ】
Windows ( Microsoft IME )の場合 ⇨よく使ったり変換に手間がかかる言葉や定型文はユーザー辞書に単語登録して素早く利用する。
Mac( 日本語IM )の場合 ⇨ Mac でよく利用する言葉や定型文をユーザ辞書に登録して素早く呼び出し入力を行う方法。
かな入力時に任意の文字に全角濁点「゛」をつける方法。
かな入力の場合は、キーボードの〔@〕のキーに「゛」が割り当てられていますので、任意の文字を確定した後に〔@〕キーを押すだけで「゛」を入力することができます。
ローマ字入力⇄かな入力の切り替えについては以下のページを参考になさってください。
【参考ページ】
⇨ キーボード入力の「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替える方法。Windows 10
⇨ Mac で「ローマ字入力」と「かな入力」を切り替える方法。
全角濁点をつける方法は以上です。次に、半角濁点をつける方法へ続きます。
通常は濁点がつかない任意の文字に半角濁点「゙」をつける方法。
次は、半角の濁点をつける方法になります。
濁点(半角)の例
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
Unidode を利用して半角の濁点を入力することができますので、Windows 10 の場合と Mac の場合に分けて紹介させていただきます。
半角の濁点「゙」の Unicode のコードポイントは、U+FF9E です。後半の16進数部分”FF9E”を利用します。
Windows で Unicode のコードポイントを使って半角濁点「゙」を入力する方法。
Windows の Microsoft IME の Unicode を利用した入力機能を使う方法になりますので、もし他のIMEをご利用の場合は Microsoft IME に切り替えます。
- 半角濁点をつけたい任意の文字を入力確定しておきます。
- 次に、半角の濁点「゙」の Unicode のコードポイントの16進数部分 FF9E と入力し、〔F5〕キーを押すと「゙」に変換されますので確定します。
以下の箇所では Windows の Microsoft IME での Unicode を利用した入力の様子の動画がございます。もし上記の記載でいまいち入力のイメージがつかみづらかった場合などは参考になさってください。
【参考】⇨ Windows の Microsoft IME での Unicode を利用した入力の様子
Mac で Unicode のコードポイントを使って半角濁点「゙」を入力する方法。
続いて Mac で 日本語IM を利用している際の Unicode を利用した入力機能を使う方法になります。
もし他のIMEをご利用の場合は 日本語 IM に切り替えてください。
- 画面上部メニューバーに表示されている入力メニューアイコン(「あ」「A」など表示)をクリックし入力メニューを「Unicode 16進数入力」に切り替えます。※1
- 〔option〕キーを押しながら Unicode の16進数部分 FF9Eを入力します。
- 入力途中では特に何も表示されませんが、16進数部分 FF9E を全て入力すると半角濁点「゙」が表示されます。
※1 ここで「Unicode 16進数入力」が表示されていない場合は、以下に記載の参考ページ内にある「Unicode 16進数入力を入力メニューとして選択できるようにする手順」をご参照いただき確認や設定を行ってください。
以下の箇所で、Mac で 日本語IM 利用時の Unicode を使った入力方法について画像付きの詳しい説明の記載がございます。
上記の記載でいまいちよくわからなかった場合や入力メニューに「Unicode 16進数入力」が表示されていない場合などはご参考になさってください。
【参考】⇨ Mac で Unicode のコードポイントから文字を入力する方法。
全角濁点をつける方法は以上です。次に、結合文字の濁点をつける方法へ続きます。
通常は濁点がつかない任意の文字に結合文字の濁点「゙」をつける方法。
最後に結合文字の濁点をつける方法になります。
濁点(結合文字)の例
あ゙い゙え゙お゙な゙に゙ぬ゙ね゙の゙ま゙み゙む゙め゙も゙や゙ゆ゙よ゙わ゙を゙ん゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
ア゙イ゙エ゙オ゙ナ゙ニ゙ヌ゙ネ゙ノ゙マ゙ミ゙ム゙メ゙モ゙ヤ゙ユ゙ヨ゙ヷヺン゙
流れとしては、上で記載の半濁点「゙」を入力する場合と同じです。
結合文字の濁点の Unicode のコードポイントは U+3099 ですので後半の16進数部分”3099”を利用します。
半濁点の場合の”FF9E”を”3099”とした以下の手順で入力できます。
※入力・表示するアプリケーションによって表示が異なったり、上手く表示できない可能性がございますので実際想定される利用状況にてご確認いただくことをおすすめいたします。
Windows で Unicode のコードポイントを使って結合文字の濁点「゙」を入力する方法。
Windows の Microsoft IME の Unicode を利用した入力機能を使う方法になりますので、もし他のIMEをご利用の場合は Microsoft IME に切り替えます。
- 半角濁点をつけたい任意の文字を入力確定しておきます。
- 次に、結合文字の濁点「゙」の Unicode のコードポイントの16進数部分 3099 と入力し、〔F5〕キーを押すと「゙」に変換されますので確定します。
Mac で Unicode のコードポイントを使って結合文字の濁点「゙」を入力する方法。
Mac で 日本語IM を利用している際の Unicode を利用した入力機能を使う方法になります。
もし他のIMEをご利用の場合は 日本語 IM に切り替えてください。
- 画面上部メニューバーに表示されている入力メニューアイコン(「あ」「A」など表示)をクリックし入力メニューを「Unicode 16進数入力」に切り替えます。※2
- 〔option〕キーを押しながら Unicode の16進数部分 3099を入力します。
- 入力途中では特に何も表示されませんが、16進数部分 3099 を全て入力すると結合文字の濁点「゙」が表示されます。
※2 ここで「Unicode 16進数入力」が表示されていない場合は、半角濁点を入力する方法に記載の参考ページ内にある「Unicode 16進数入力を入力メニューとして選択できるようにする手順」をご参照いただき確認や設定を行ってください。
Unicode のコードポイントを利用して結合文字の濁点を入力する手順は以上になります。
任意の文字に濁点をつける方法についてのまとめ
こちらのページでは、通常は濁点がつかない任意の文字や記号に濁点をつける方法について記載させていただきました。
用途によっては、表現の幅を広げることができるのではないかと思います。
当サイト内には他にも文字入力の際などに「あれ?どうやって入力するんだったかな?」となりがちな内容について入力方法などをとりあげているページがございます。
以下でいくつか紹介させていただきますので、もしすぐに思い出せないなど気になる内容のページがございましたら、該当のページもご覧いただけますと幸いです。
【PCでの文字や記号などの入力方法に関する参考ページ】
⇨ Windows でのキーボード文字入力などに関するまとめページ
⇨ Mac で読み方がわからず変換できない難漢字や絵文字、記号などを入力する用途別4つの方法。
⇨ パソコンで小さい あ・い・う・え・お(ぁぃぅぇぉ、ァィゥェォ)などを入力する方法。
⇨「デュ」「ドゥ」「トゥ」「ツァ」などをPCで文字入力する方法と一覧。
⇨ PCキーボードで小さい「カ(ヵ)」や「ケ(ヶ)」を入力する方法。
⇨ PCで「L」や「ト」のような文字(記号)を入力する方法。
こちらのページはここまでとなります。いつもご覧いただきありがとうございます。