PCのキーボード入力が数字混じりの変な文字入力になったりテンキーで数字が入力できなくなる原因と対処法。

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Windowsノートキーボード黒

「キーボードが何かおかしくなりました。文字を入力すると数字が入った変な文字列になってしまいます。故障でしょうか?直す方法はあるのでしょうか?」
テンキーで数字を入れたいのに、数字が入れられずカーソルが移動します。何か変なところを押してしまったのかもしれません。どうすれば数字を入力できるようになりますか?」

このような相談をいただくことがございます。

「文字を入力したいのに数字になる。」「数字を入力したいのにカーソルが移動する。」

それぞれ別の問題にも思えますが、数字の入力が関係しているようにも見受けられます。

このように「キーボード入力が数字絡みで思うようにいかないな」というケースでは、キーボードの数字入力に関する切替の機能となる『NumLock』の状態が関係している可能性が高いため、まずは『NumLock』の状態の確認や切替を試していただくことをおすすめいたします。

以下で、『NumLock』(NumLockキー)および症状、原因の確認などについて少し詳しく記載させていただきます。

NumLockキーとは何?読み方や機能

まず、そもそも『NumLock』(NumLockキー)とは何なのか?どんな役目や機能を持っているのか?というところから触れさせていただきます。

PCのキーボードにあるNumLockキー(NumLk , num lk)は、ナムロックキーやニューメリック(numeric、数字の意)ロックキーと呼ばれ、以下のようなキーボードの数字入力の状態を切り替える機能を持っています。

◾️テンキーボードでテンキーとカーソルキー機能の切替
NumLockがオン(有効)でテンキー機能(数字など)。NumLockがオフ(無効)でカーソルキー機能。


◾️ノートパソコンの文字キーの一部をテンキーとして利用できるようにする機能の有効・無効の切替
NumLockがオフ(無効)が通常の文字キー。NumLockがオン(有効)になるとテンキー。
〔M〕→”0″、〔J〕→”1″、〔K〕→”2″、〔L〕→”3″、〔U〕→”4″、・・・〔0〕→”/”、〔P〕→”*”・・・

下図もご参照ください。)

NumLockを有効にし、ノートパソコンの文字キーをテンキーとして利用する。

ノートPCキーボードNumLockテンキー
ノートパソコンの文字キーをテンキーとして利用する NumLock 有効時

ノートパソコンでキーボード入力時に数字混じりの意図しない文字になってしまう原因と対処法。

「キーボード入力がおかしい」ということですと、いろいろな原因が考えられ、それだけで特定するのは難しいですが、「数字が入った変な文字列」になってしまうということであれば、NumLockが意図せず有効(オン)になってしまっている可能性が高いです。

ノートパソコンで、以下のような状態になっている場合はNumLockが有効(オン)になっています。

  • 「M」と打ちたいのに「0」になる。
  • 「J」と打ちたいのに「1」になる。
  • 「K」と打ちたいのに「2」になる。
  • 「L」と打ちたいのに「3」になる。
  • 「U」と打ちたいのに「4」になる。
  • 「I」と打ちたいのに「5」になる。
  • 「O」(オー)と打ちたいのに「6」になる。
  • 「0」(ゼロ)と打ちたいのに「/」になる。
  • 「P」と打ちたいのに「*」になる。
  • 「+」と打ちたいのに「-」になる。
  • 「/」と打ちたいのに「+」になる。
  • 「?」と打ちたいのに「+」になる。
  • 「こんにちは」と打ちたいのに「26んn5t5は」となる。

NumLockを無効(オフ)に切り替えて、入力の状態をご確認ください。

テンキーで数字を入力できない場合の原因と対処法。

テンキーで数字を入力したいのに入力できない場合ですが、ハードウェアやソフトウェアの不具合なども可能性としては存在します。

ただ、カーソルキーとして機能していることが確認できる場合は、NumLockが意図せず無効(オフ)となっているだけの可能性が高いです。

NumLockを有効(オン)に切り替えて、入力の状態をご確認ください。

NumLockの有効・無効(オン・オフ)を切り替える方法

NumLockの有効・無効(オン・オフ)の切り替え方法ですが、基本的にNumLockキー(NumLk、num lk)を押すごとに有効・無効(オン・オフ)が切り替わります。

ただ、NumLockキー(NumLk、num lk)の位置は製品や機種により異なります。

テンキーがある場合はテンキーの上部、テンキーがないノートPCなどではファンクションキーの位置などになります。

また、NumLockキーの位置やキーボードの設定により、そのまま単独で押せる場合と、〔Fn〕キー、〔Shift〕キーなどと同時に押す必要がある場合がございますので注意は必要です。

もし切り替え方法がわからない場合は、例えば「メーカー 製品名 Numlock 」のような形で Google 検索などで検索いただくと、ご利用中の製品のマニュアルやサポートページなどが見つけられる可能性が高いので、一度検索をお試しください。

NumLockキーを押したのち、該当の入力を行い意図する文字や数字の入力ができれば、やはりNumLockの状態が原因であったこともわかり一件落着となります。

NumLockの有効・無効(オン・オフ)切り替えに応じて、ランプがオン・オフする製品も多いので、そこでチェックすることもできるでしょう。

そう多いケースではございませんが、外付けキーボードなどを接続時などにNumLockキーはないのに、NumLockのランプは点いているというケースがございます。

もしそのようなケースにあてはまっている場合には、まずスクリーンキーボードでテンキーを表示させ、NumLockキーを押す手順で無効(ランプ消灯)への切り替えをお試しください。BIOSの操作に慣れている場合はBIOSでオフとする方法もございます。

Windows 10 でのスクリーンキーボードの起動などについては以下のページに記載がございますので、ご参考になさってください。

スクリーンキーボード(画面上のキーボード)の出し方。 Windows 10

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以下のページでは、主にキーボードでの文字入力がおかしいと感じる時の対処法や便利な入力方法などをまとめています。今後の作業効率の向上につながる内容も見つけていただける可能性がございますので、よろしければご覧ください。

キーボード文字入力がおかしい時、入力方法がわからない時の対処法などまとめ。Windows